« いわて青年集会2008 成功! | トップページ | LU第10回定期大会&YU第2回定期総会 »

YU初の団体交渉

 7月14日YU執行委員長が働いていた、小売店を経営している会社と、委員長への未払い賃金の支払いを求めて団体交渉を行ってきました。

 委員長は今回交渉した会社がチェーン店の一つとして1年7ヶ月前にオープンした店で、オープンの準備からパート店員として働いていました。しかし、今年に入ってから委員長が働いていた店が、赤字のため店を閉めるという噂が出始めて、ついに6月末で閉店することが、5月末に正式に従業員に伝えられ、同店の従業員(全員パート店員)全員解雇されることになりました。

 そのことをきっかけに、委員長は未払い賃金の支払いを求めて会社に団体交渉を申し入れることを決意しました。

 この店では、開店の30分前に出勤する決まりになっているのですが、この30分が給料計算には含まれていませんでした。その30分のサービス早出分の支払いを要求項目の一番目にしました。

 また、店舗の閉店に当たって会社では閉店セールを行うことを決めましたが、もともとギリギリの人員でやっていたので、解雇日ギリギリまで忙しく、従業員は再就職のための有給も取れない状態でした。そのためその分の保障を退職金規程がないので「慰労金」という形で支払って欲しいとこも要求項目に入れました。

 これらの要求を地域労連の労働相談所に協力し貰って、委員長(当事者)、YU書記長、相談員さんの三人で話し合い要求書にまとめて、会社に送付しました。

 しかし、会社は当初、団体交渉に応じる意思がなく、書面のやりとりでの解決を求めてきました。さらに、回答書の内容はサービス早出分を20分で計算しており、到底納得のいくものではありませんでした。

 団交に応じるように何度も地域労連の相談員さんは電話等でやりとりを重ねてくれましたが、会社側は資金繰りが厳しく車長が忙しいため時間が取れない、団交をしているとかえって解決に時間が掛かるので、書面のやりとりでの解決をしたい。という主張をしてきましたが、委員長の直接会って交渉して、納得のいく回答をして貰いたいし、会社に対して言いたいこともきちんと伝えたいという強い意志もあって、相談員さんがさらに粘り強く会社とやりとりをつづけてくれて、団交が実現しました。

  今回の団交には、ユニオン側はYU委員長(当事者)、地域労連の相談員2人、LUの執行委員長、YUからは執行委員3名。会社側は総務課長(会社の代表として)と社会保険労務士の2人での交渉でした。
 会社側は、財政難を理由にサービス早出分は20分分しか払えないという主張を繰り返しました。

 私たちは30分の早出を認めているなら、労働基準法に沿って働いた分はきちんと計算して払うように求めました。

 その結果、交渉を通じて30分で計算して払うことを約束させることが出来ました。労働基準法に違反した実態を認めさせ、労基法守る方向の回答を引き出すことが出来ました。金額的には細かく計算すれば、不十分なところもありますが、団交前の回答額の約1.6倍の額を支払わせることが出来ました。
 また、今回の交渉を通じて、委員長が働いていたときに感じてきた、辛い思いや会社に対する不満、改善して欲しかった点などをはっきりと会社に伝えることが出来ました。労基法に適合した回答を引き出したことや、今まで会社に言いたくても言えなかったことをはっきり伝えることが出来たのも、会社と対等な立場で話が出来る団体交渉だったからだと感じました。
 準備不足などで、不十分な点や反省点もありますが、何より委員長自身が納得のいく解決を出来て良かったと思います。

 by 書記長

 以下、委員長自身の感想を載せます。

 働いているときからずっと感じていたこと、たくさんありました。雇用されているときは言いたくても直接は言えなくて我慢していた部分が多かったから、団交では、アレも言いたい!コレも言いたい!と思っていたのに、その半分も言えなかった。カーッ!!となって、抜けちゃった(^_^;) 残念です。
 でも、私の話しを、交渉に来た課長がちゃんと聞いて書き留めてて、会社に持ち帰り社長に伝えると約束してくれたので、言いたいこと言えて良かったです。
 末端のパートの意見かもしれないけど、会社がそのことを真剣に受け止めて、これを機会に良い方に変わってくれたら、私の気持ちは無駄じゃなかったと思うから。
 交渉の中で「未払い賃金を分割で支払う。用意してある分は明日には必ず振り込む」と答えていたので、翌日、銀行に確認しに行きました。ちゃんと振り込んでくれてました。(^_^)
 今回、自分の労働相談が団体交渉に進んでいきました。なかなか前に進まないうえに、仕事も無くなって新しく仕事が見つかるのか不安で仕方なく、落ち込んでいることが多かった。けど、ユニオンがなければ、このような良い結果にはならなかったと思う。労働組合の大事さや仲間を持つことの重要さを強く感じました。
 とても良い勉強になりました。この経験を青年ユニオンの活動に生かしていきたいと思います。
 周りのみんなに、ありがとうの気持ちでいっぱいです。(^-^)/

 by boosko

 

|

« いわて青年集会2008 成功! | トップページ | LU第10回定期大会&YU第2回定期総会 »

委員長」カテゴリの記事

報告」カテゴリの記事

団体交渉」カテゴリの記事

コメント

おメでとぉゴザイマス♪
頑張りましたねっ!
また仕事探さなきゃいけなくて大変だけど、納得いく形で決着をつけられてホントよかったと思います。
仲間と力あわせて、これからも頑張っていきましょ~♪

投稿: ニャン☆太郎 | 2008年7月18日 (金) 15時26分

ども \(^_^
久々のブログ登場☆委員長です♪

報告がおくれましたが、団体交渉のその後について…。
今回の未払い賃金は分割で支払うということでした。私が感想で書いたように、団交の翌日に最初の振込みがあり、その3日後に残りの金額の振込みを確認しました。団体交渉で要求した未払い賃金の全額を支払ってもらうことができました。
昨日、会社から封書が届き社長の手紙が入っていました。『申し訳ありませんでしたした。』『ありがとう。』と書かれてありますが、手紙の中身は、会社の現在の状況と私が勤めていた店舗のことばかりで、社長が朝礼の時間に話していたことと同じだったので【それ、いっつも聞いてたよ…】って突っ込みたくなりました。(^_^;)
社長の直筆ではないから、本当に社長の言葉????と疑ってしまうけど…。いろんなことあったからね。(-"-;)
んでも。こういう手紙が来たことが今回の団交の成果でしょ!! v(^-^)v

投稿: boosko | 2008年7月28日 (月) 00時09分


なんだか、反応が遅い感じですが・・・。

どうもこんにちわ。
現在、東京の大学に通っている岩手県出身のものですw

団交、うまくいってよかったですね!!!
本当に、本当におめでとうございます!!!
目の前で成果が出たことももちろん素敵なことですが、今回のことで社会全体としても大きな一歩だったんじゃないかなと思います。
そのことでどれほど多くの人が勇気付けられることか・・・(T∀T)☆ってちょっと妄想的ですが・・・笑

東京でも、全国青年大集会2008にむけて各地で実行委員会が立ち上がっています。そこで交流される実態や街で出会う若者の声は、本当に切実で本気でこの問題を変えていかなくてはと、改めて考えさせられます。
学内では、世界一高い学費で苦しめられている学生にたくさん出会います。しかし、本人たちは「自分の努力が足りないから」とあきらめてしまいがち・・・。本当は、社会の方が「努力が足りない」のに!!
私自身も、奨学金を借りていて、卒業と同時にその返済のため420万円の借金を背負ってしまいます。。。しかも、私は、高校でも奨学金を借りていたので、そのことがとてつもなく不安です。
 
やはり、自分のためにもがんばらなくてはっっっ

あ、
だいぶ熱く語りすぎたぁ!!w

まぁ、仲間を広げながら楽しくやれたらいいよね☆★
みなさん、一緒にがんばろう♪♪


投稿: みちこ | 2008年9月26日 (金) 16時49分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: YU初の団体交渉:

« いわて青年集会2008 成功! | トップページ | LU第10回定期大会&YU第2回定期総会 »